やっぱり「外」はいい

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いやぁ、祭りも終わったよ。

あとは慰労会という名の打ち上げがあって、それで本当に今シーズンの祭りは終了。

今年は個人的にはすげー頑張ったよ。頑張ったって言うか、頭からお尻まで全部に参加したって言うか・・・
今までのように、スポットでの参加じゃ分からない部分ってのも、通しで見ると「成程ね」ってこともいろいろあった。

面白かったねー!やっぱり全体出ないと分からないことばっかりだわ。

で、すっげー疲れた。

それでも、特に夜の飲み会については半分程度しか出ていないので、フルで出ている人は正に正念場の一週間だったことだろう。
そういう人たちにはまだまだ遠く及ばない。



さて、もう四半世紀くらい昔の話なんだけど、自分が社会に出てはじめて長く勤めた「専業職」は、とあるホテルの配膳係だった。

ちなみに正社員ではなくバイトだったので専業職。

それまでも大学生時代にはいろいろバイトしながら生活していたけど、卒業して、定職つかずに実家に戻り、そのままっちゅー訳にもいかんよね?って感じではじめたから、特に深い考えがあった訳じゃない。

ただ、当時は超絶コミュ障で、それがコンプレックスだったこともあり、「やるんなら接客業だな」って考えていたのは覚えている。


まぁそんな感じで勤めはじめたホテルマン(笑)、実際のところはあまり接客業ではなかったなぁ・・・って感じだった。

なんなら配膳だし。あぁ、配膳って要は宴会場とか披露宴会場でのサービスの人ね。あまり喋る感じじゃないでしょ?


それでも仕事を進めていく上での段取りだとか最低限のコミュニケーションスキルなんかは身に付いていったと思う。

だけどね、やっぱり自分が身に付けたかったスキルって「接客力」だったの。それで言うと物足りない訳よ。

でもってもうひとつ、入職前には思ってもみなかったんだけど、職場から一歩も外に出ない仕事ってのが想像以上にきつかった。


痛感したのが「世界体操」の選手宿泊ホテルのひとつになったときの超過勤務期間。


ガチで400時間働いたから、1ヶ月で。

当時その言葉は無かったけど、間違いなくブラック企業よ。
まぁキツかっただけじゃなく、同僚との関係は最高だったから、面白くもあったんだけどね。


ただ、前日遅くまで仕事して帰って、朝出勤して業務用エレベーターに乗ってエレベーターの壁をボーッと見ていたとき、「この壁見て帰ったの、6時間前だったっけ?なんかこのままここでクルクル回ってるハムスターみたいに仕事続けるの、嫌だなぁ。」って思ったの。

軽く病んでたんだろうね。

で、そんとき強く残ってる感覚が、「外に出たい!」ってもの。それが、おそらく次の仕事であるカーディーラーの営業職を選ぶ一因になったんだけど、ね。


だから、営業として外回りに出た初日、楽しかったなぁ・・・

すぐに営業の洗礼を受けることになるんだけど。


まぁともかく、紆余曲折を経て現職である病院勤務になっている訳だけど、ほら、病院も「その建物で完結する職場」な訳じゃん?

ペーペーのホテルマンだった当時と比べると、同じような内勤でも遥かに色々な事が起こるので、実は閉塞感はあまり無いんだけど、基本的には中より外のほうが好きなのは変わっていない。


で。

やっと本題なんだけど、今日は上司命令で県外のセミナーに参加してきた。

セミナーへの参加自体は珍しくないんだけど、上司命令で丸一日ってのはちょっと久しぶり。

セミナー自体もまぁまぁ面白かったけど、やっぱり外はいいね!いろんな発見や気付きがあるし、ルーチンから外れるのは単純に楽しい。


今まで乗る必要が無かったから知らなかったけど、JRの特別快速ってめっちゃ速いね!とか。

浜松駅とか豊橋駅とかの大きめの駅に止まると、乗客がほとんど入れ替わるんだぁ、ってこととか。

マクドナルドのオペレーターが軒並み外人さんになってることとか。

その外人さんがそれぞれにカタコトの日本語で接客しているのを素直に「すげー」って感心したこととか。


でもやっぱり一番の刺激はセミナーの内容そのものかな?

例えばさ、上司から行ってこい!って指示されたセミナーの内容って、どういうものだと思う?


自分にとって得意分野とか専門分野とか興味のある分野とかってものか、それとも触ったことも無い分野とか苦手分野とか興味の無い分野とかってものの2択だった場合・・・どっちだろう?



そう。

苦手で、興味無くて、当然触ったことも無い分野な訳よ。


知らない分野の話だからもうね、見るもの聞くこと新鮮だね!
何と言うか、「俺、何でここにいるんだろう?」って思うくらいだけど、あれ?そう言えば最近似たようなことあったなぁ・・・って。

あぁ、そうか。祭り関連に顔出してるときと同じ感覚か!って。


一言で言うと「違和感」なのよ。

病院に限らず、内勤の職場って、「保守勢力の牙城」だと思う。
そういうところで仕事してると、知らずに「保守的な考え方」に染まっていくんだけど、昨今の情勢だと、それは許されないじゃない?

「変われ、変われ、もっと変われ!」ってのを企業理念にしている法人さんの話、聞いたことあるけど、うちの法人でもそれぐらいの危機感で事に当たらないとヤバいくらい状況は切迫している。

だから、個人的には今までやらなかったこと、知らなかったことに積極的に手を出している。
こういう「違和感」ってのは、つまり「変わろうとしているから」こそ感じているんだって思う。


後は、それを如何にして職場全体に浸透させていくか・・・なんだけど。

それを「リーダーシップ」と言うのかなぁ、って思っちゃうのは、やはり自分にはそこまでの影響力はまだ無いということなのか?


でも、それをなんとかしようと思索をめぐらすのは嫌いじゃない。

所詮よっぱらいの戯言なんだけど、今日はいろいろ勉強になった。
こういう日がもっと多いと、人生は充実するんじゃないだろうか?ねぇ。


ちょうど今日はとても涼しくなった。

「秋の夜長」というフレーズが脳裏をかすめるくらいには。


美味しい酒と、美味しい肴と、思索にふけるテーマがあれば、まだまだ人生楽しめる。

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