やりがい搾取・・・ねぇ

今朝、かなぁ?

こんな記事を読んだ。

【特集】“やりがい過労死“ その背景とは? 『仕事してしまう…』を管理する必要性 6/12(水) 14:10配信 Yahoo!JAPANニュース

嫌らしいので全文引用はしないけど・・・ただこういうニュース系のサイトって、数か月でリンク切れ (=ページ削除され) ちゃうんだよなぁ。

いっそマルッとコピペしちゃおうかなぁ・・・
まぁいっか。興味あればリンク先飛んで読んでみてほしい。
リンク切れた時用に、記事内容だけ確保しておこう。




ウィキ先生によると、やりがい搾取とはこういうことらしい。

やりがい搾取とは、経営者が金銭による報酬の代わりに労働者に「やりがい」を強く意識させることにより、その労働力を不当に安く利用する行為をいう。東京大学教授で教育社会学者の本田由紀により名付けられた。 やりがい搾取という造語は、2007年前後から本田が著書などで使い始めたことで広く認知されるようになった。

まぁ個人的にはあまり考えない思考パターンではある。

多分ねぇ、「搾取されてる」と思ったら、そういう状態に居続けるのは我慢出来なくなるから。搾取されてる、ということを考えないようにするか、搾取されてる環境を変えようとするか、搾取された分に見合うなにかを強奪しようとするか・・・相手が搾取するんだから強奪したって構わんよね?

どういう方法をとるかは分からんけど、なにがしかの行動には出るはずので、「搾取され続けてる」という風に感じる事態には、恐らくならないんじゃないか?って思う。

分からんけどね。


実際、今現在搾取され続けているとして、自覚が無ければ仕方の無い話だけどね。
まぁだけど、それは自分個人の場合に限っての話。


ちょっと目線を上げて、うちの法人職員に目を向けてみると・・・あ、うちって「医療・介護」に該当する業種なので、こういう「やりがい搾取」が横行しているブラックな企業がめっちゃ多いとされている業種なんだけどね・・・

うちの職員については、「やりがい過労死」しそうなやつ・・・ゴロゴロ居るわ!って気づいた。


だけど、あくまで主観でしかないんだけど、うちの法人は決してブラックなところでは無いと思っている。
そりゃあ決してホワイト企業では無いんだけど、業種的にこれは仕方ないところ。
例えば介護士の給料が上がらないのは、そりゃあ企業努力の問題ではない。それは介護保険のビジネスモデルの問題である。


介護士の給料は介護保険を利用する利用者さんの利用料から出ており、その利用料はサービス内容によって制度で決まっており、経営者の裁量権は無い。
つまりどんなに努力しても、収益に上限が設定されているビジネスモデルということである。


そこで働く職員の給料、上がる要素、ある?
介護保険ってジリ貧制度なんだよ?公費負担額が大きくなりすぎてるので、利用者の自己負担額も利用できるサービスの制限もどんどん増えて、同じサービスでも単価が切り下がって行って・・・お先まっくらな業種。


経営者としてはおいそれとは給料上げられない訳だ。上げすぎた人件費が首を絞めることになるから。
なので、その割にはよくやってる法人だなぁ、って最近は思ってる。
その意味ではうちの経営者、決して無能ではない。
安易に「やりがい」を口に出すこともない。
むしろ「生産性」を上げて職員の給料上げたい、って言うこともある。どこまで本気かは知らないけど、全く考えてなければそんな言葉出てこないだろう。


なんだけど!

感心できない部分もある。

それは、「職員が何を考えて仕事しているのかに関心が無い」って部分。


ほら、みんないろんな理由で仕事している訳じゃない?
単純に生活に必要な原資を得るための手段として、という人も居て・・・

人の役に立てている、という直接的な体験を得やすい業種として、という人も居て・・・

「介護の仕事は誰でもできる」なんていう、いい加減な風評を信じて、じゃあ俺でも出来るかなぁ?なんていう、ちょっぴり自己肯定感の低い人も居て・・・


仕事自体を楽しんでいる人も居れば、嫌々やっている人も居て、そんな中に目的を見出そうという人も居る。

そういう、「仕事の意義」とか「仕事を続ける目的」とかっていう、若干高尚なことを考え出すと、それが「やりがい」に繋がっていく人が居る・・・らしい。


いやね、自分も仕事に「やりがい」を感じることはあるんだ。ってか、やりがいを全く感じない仕事、やりたいと思っている人はまさか居ないよね?

だけど、自分にとって仕事とは、まず「自分の生活ありき」な訳である。「自分の望む生活を送るための生活費を稼ぐ手段」の優先順位が上にあり、今のところ「仕事でのやりがい」がこの上に来ることは無い。

多分これからも無いと思う。
むしろ、「自分の望む生活を送るため」に「生活費を稼ぐよりも大事なこと」が出てくれば、そちらにシフトする可能性も無いわけでは無い。


だから、仕事のやりがいって、自分にとって必須条件ではない。あればあるほどいいものだけれども、プライベートを上回るほどの価値観を見出したことは無い。
これも今のところ。


だけどね、こういう業種っているんだよね。
なんか知らんけど、メッチャメチャ「熱く」仕事に打ち込める人。

はたから見ると、その燃料は「利他的」であり、「自己犠牲的」であり、「強固な責任感の持ち主」であり・・・まぁ自分には無いエンジンを搭載している人。
いや、業種関係無いのかもしれんけど。

すごいよ。仕事への熱意。
ほとんどの場合、それは「患者さん」とか「利用者さん」のほうを向いている。冗談抜きに、「全ては顧客満足のために」を地でやっているような人がゴロゴロいる。

総じて能力は高いんだけど、法人からの評価は決して高くない人が多い。
なぜって?

言うこと聞かないから。

残業するなって言っても聞かないし、
手を抜けって言っても抜かないし、
周りを見ろって言っても見えないし、
任せろって言っても任せない。

あまりバランスがよろしくない。あれ?それって能力高いとは言わないのか?

・・・まぁいいや。

それが生き方なんだろうけど、不器用なことだなぁって思う。
高いのは熱意だけじゃなくて、仕事に対する思いも人一倍ある。法人への忠誠心が高い人も多い。

「わたしがやらなきゃ」って思いだけで、現場を支えているような人。


これも「やりがい搾取」なんだろう。
法人が、経営者が気付いていないだけで、今でも傷だらけになりながら踏ん張っている職員がいる。
そりゃあ擦り切れるしウツにもなるわ。


さて、今の自分に何が出来るだろう?

そんな従業員サイドの思いや境遇と、経営者との気持ちの行き違いを埋める、橋渡し的なことは出来ないだろうか?

この数か月、そんなことばかり考えている。


管理?
いや、本質はそこじゃない。


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