久しぶりの休日。って言っても、仕事はほぼ週休2日でお休みがあります。
ただ、子供も居ない、嫁さんも居ないなんて日はめったにないです。前回はいつだったっけ?っていうぐらい・・・
そんなご褒美みたいな本日、何をしていたかというと・・・アニメを見ていました(汗)。
私は自他ともに認めるアニメ好きです。最近は子供たちにまで、「お父さんはアニメ好きだよねぇ。」って言われるくらいです。
まぁ嗜好としてはそれほど珍しくはないと思いますが、ちょっと最近は時間をとり過ぎですかねぇ?っていう気がしないでもないです。要するに、ご褒美の日だからといって、普段とそれほど違った過ごし方はしなかったっていうことなんですが。
そんな話は置いといて、今回見たのはまずこれです。
最近レンタルと販売がスタートしたところですね。ハッキリ言って好みの分かれる作品だと思いますが、私は結構好きなんです、エヴァシリーズ。
なので、TV版から劇場版までほぼ全て見てきていますが、今回も飛ばしてますね、いろいろな意味で。前作の「破」ぐらいまでは、まだ以前のシナリオにある程度沿った内容でしたが、今回の「Q」はほぼ新シナリオと言ってもいいくらいです。
前のシリーズの劇場版、碇シンジ君の報われなさっぷりがひどすぎたので、今シリーズではぜひ幸せになってもらいたいものですが・・・さてどうなるでしょうか?
相変わらず映像は綺麗ですが、オッサンとしては若干目が疲れますね。あと、「不思議の海のナディア」に使われていたのと同じ曲が一部使われていますが気付きましたか?こういう、知っている人だけが気付ける遊び心、大好きです。
いずれにしてもあと1作で完結だそうで、ここからどういう結末にもっていくんだろう?って部分が気になります。そして、やはりエヴァシリーズは基本的に暗いですね。見終わった後はかなり疲れます。
で、口直し的に別のアニメなんぞも見ていたんですが、今期テレビ放送のアニメってなんか評価高いものが多い感じですね。
「進撃の巨人」とか・・・
ただこれも暗いよねぇ~。なんか救いの無さ加減がビンビン伝わってくるんですが・・・確かに面白いです。ネタバレは嫌なので、多くは語りません(語れません)。
あとこちら。
「翠星のガルガンティア 」
こちらは、少なくとも暗くはないです。それこそ「不思議の海のナディア」とか「マクロスフロンティア」が好きなら、かなり楽しめるんじゃないかな?ただ一見ロボットアニメ風なんですが、それにしてはデザインがアレな感じが・・・若干いたします。
とにかく個人的にはどちらもオススメなアニメです。
ですが、今回一押しなのは、実はこちら!
「宇宙戦艦ヤマト 2199」です!
えーと、ですね。このPVはDVDのものですが、内容はTV放映版と同じ模様です。
で、この「宇宙戦艦ヤマト 2199」ですが、内容としては過去に放送されたTV版「宇宙戦艦ヤマト」をモチーフにして作られています。ちょっと微妙なんですが、「再現」ではないんですよ。ただ、かなり忠実に「再表現」している作品で、基本的なシナリオ展開はほぼ踏襲しています。
私はちょうど、この初代「宇宙戦艦ヤマト」がTVで放送されていた時の世代です。正確には再放送ですが、当時はずっぽりハマっていました。
はい、もう大好きでございましたよ。寝ても覚めても「ヤマト、ヤマト」って時期もありまして・・・それだけにとても思い入れがあります。
こういった思い入れがある作品って、下手にリメイクされるとがっかりすることないですか?例えば、大好きな漫画がアニメ化されたら、漫画でとても気に入っていた世界観とかエピソードが全く無くなっていたりとか・・・
前作が人気だったため、パート2、パート3を出したものの、どんどん魅力を失っていったりとか・・・
そういうことって多いですよね?
ヤマトもいろいろ続編出していて、子供のころはよく分かっていなかったけど、内容的には正直キビシイものがあると思います。ただ、それはあの時代の作品ってことで、私自身は納得しています。
ところが、ですよ。知っていますか?「大YAMATO零号」とかいう作品があったことを。「宇宙戦艦ヤマト 復活篇」なんていうものもありました。そしてあの実写版「SPACE BATTLESHIP ヤマト」です。
作品として、嫌いではないですよ。
ただ、この辺はもう「ヤマト」ではないです。
少なくとも、私が子供のころに好きだった「ヤマト」の世界観を表現しているものではありませんでした。なので、今回の「宇宙戦艦ヤマト 2199」、実は去年にはDVD化されているのは知っていましたが、あえて見ないようにしていました。
だって、これ以上ガッカリしたくなかったんです。
実は数年ほど前になるんですが、初代「宇宙戦艦ヤマト」を見る機会がありました。BSで一挙放送していて、それを見たんですが・・・まぁなんて言うか、思ったほど面白くなかったんです。
自分でもあれ?って思ったほどですが、やっぱり初恋の女性には同窓会なんかで会っちゃいけないっていう例の法則のごとくでしょうか?いろいろな部分にアラが目立ってしまい、懐かしさはあるものの全体的には「残念な感じ」のほうが強かったんです。
勝手なものですが、自分の中の記憶ってやはり無意識に修正しているんですね。
あのヤマトを、現在のアニメのパフォーマンスで再現したら・・・って思った覚えありました。
ただこれも一長一短で、アニメもののリメイクって、やっぱり以前のイメージが大きくて、「あ、このキャラの声優は以前のほうがよかった」とか、「イメージが全然違う」とか、あるいは「キャラデザが違う」「BGMが合っていない」などなど、そういう不満が出てくるものです。
ほんとに勝手ですね。
正直、この「宇宙戦艦ヤマト2199」もヤマトのリメイクと聞いた時、このガッカリ感に襲われるのをまず心配しました。
でもね、杞憂でしたよ。
まず、この「宇宙戦艦ヤマト2199」は間違いなく「宇宙戦艦ヤマト」の後継です。
もちろん、キャラクターの顔立ちも違っているし、声優さんだって違います。
「あなた、誰ですか?」っていうキャラクターも出てきます。新顔さんも居ますし、もともとのキャラもエライイケメンになってたりとか・・・(汗)
でも、これは私が数年前に思った、「宇宙戦艦ヤマト」の大事なところは全く変えず、映像・音楽を一新したものそのものです。
きっとね、この2199の製作を担当した方々は、本当に「宇宙戦艦ヤマト」を好きだった方々だと思います。でなければ、これほどのものは出来なかったと思います。
感心したのが、作品全体の挿入曲はほとんど「宇宙戦艦ヤマト」のものを引き継いでいます。もちろん、新たに録ったものでしょうが、大事な場面ほど徹底的にこだわったように、同じ挿入曲を使ってきます。
これがよかったんでしょうか?多少キャラクターのデザインや声優さんが違っていても、シナリオが微妙に違っていても、やっぱりヤマトにしか感じないんです。
これね、時間も関係していると思います。
初代がざっと40年前ですから、見た私自身、覚えていてもうろ覚えなんです。
つまり、「イメージ」でしか覚えていないんですが、その「イメージ」を上手に捉えている作品なのは間違いないです。
見ていると、決して忘れていないあのシーン・あのセリフ・あの音楽が登場してくるんですが、それと同じ位の頻度で、「あれ?こんなのあったっけ?」って思う場面があります。
例えば、登場人物(性別)だったり・・・
挿入されているエピソードだったり・・・
もう途中から、自分が忘れているだけなのか、新たに追加された部分なのか区別がつかなくなってきますが、それもまたこの作品ならではの楽しみ方です。
「えーと、コスモゼロって2機だったっけ?」とか「シュルツ長官の娘って出てきたっけ?」とかね(笑)
正に分かる人にしか分からない部分です。
まぁとにかく、これまで「ヤマト」の名が付いたもので、そのイメージの違いにガッカリした方ならば、この「宇宙戦艦ヤマト2199」は間違いなくオススメです!
<post script>
記憶が定かではないものの、こういうけしからん絵は初代ヤマトには多分無かったと・・・思います。
うん、多分無かった。
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