ETC車載器ぐらい自分で取り付けようよ!

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以前のエントリーで、

まぁそれはそれとして、「ETC車載器ぐらい自分で取り付けようよ!」なんてエントリーが出てこなかったら、なんとなく察してやって欲しい。

って終わってたけど、私の性分を分かってこのブログを見ている人ならピンと来たと思う。
そう、ばっちりフラグをぶったてた瞬間だってこと。

って訳で、ETC車載器取り付け実践編、スタート!

まずは機種選びから。
今回は自分で取り付ける前提で、かつ費用的にも抑える必要があるので、ETC2.0ではない一般的なETC車載器から選定。安けりゃなんでもいいんだけど、個人的好みも反映してセパレートの音声案内タイプから選んでこうなった。もちろんセットアップ済みのやつ。
セットアップ自体は注文した後、車検証の写しと同意書を送る必要があるけど、大抵のお店でパパッと処理してくれると思う。




例えばこういったやつね。(追記:リンク切れのため差し替え済み)

ちなみに、ETC2.0対応のやつでセットアップしてあるやつもある。ただお値段もお高めなので・・・この辺はお財布と相談だと思う。後々車を乗り換える際・・・その車にETCは標準で装備されているんじゃなかろうか?って考えると、つなぎのETC車載器買い替えに下手に経費かけるのは・・・って思っちゃうよね?







でもって、今回はよりお手軽に、電源をヒューズボックスから取る事にしたので、以下のものも追加。


もともとついてるヒューズをこれに交換することで、ラクチンに電源を確保出来るすぐれもの。注意点としては、車種によって使っているヒューズのタイプが違っているって点。主に平型・ミニ平型(ミニ低背)・低背の三種類。自分の車がどのタイプかは、調べれば多分分かると思うし、実際のヒューズボックスから一つ外してみれば一目瞭然。基本的に平型>ミニ平型>低背で小さくなっており、新しい車種は小さい低背が主流・・・だと思う。ちなみにうちの車は古いのでミニ平型。

DSC_0052

これをパッケージから出すとこのようになっているので、画像左上のヒューズ端子っぽい部分を実際のヒューズと交換して差し込み、そこから出てくる赤い配線の①を・・・

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このETC車載器の配線の②と接続すればOK。ちなみに③はアース、④は車載器本体と接続することになる。
あぁ、そう言えばひょっとしたらだけど、基本的な事が分からないと訳分かんないので書いておくと、車の場合、この手のアクセサリーは「電源」と「アース」とをワンセットで考える必要があるってこと。配線をみるとプラスとマイナスがあるので、それを車のプラスとマイナスに接続するって考えると・・・あれ?マイナスは?ってなる。
ほら、2つ上の画像、ヒューズから電源取る線は出てるけど、ヒューズに戻す線、無いでしょ?あれ?って思わない?これ、ちょっと説明難しいんで大胆に省略するけど、マイナスは車のボディ全体と考えればいい。つまりプラスは電源として線から取り出す必要があるけど、マイナスはアースとして車のボディのどこかに接続すればいい。具体的にはその辺のネジね。だから③はそうしやすいような形になっておりマス。
注意するのは、「車のボディにつながっているネジ」につなげる必要があるって点。樹脂の中で独立してるネジにつなげても、電流が循環しないので意味が無い・・・つまり取り付けた機器の電源が入らないってオチがつくので、よく見て接続するように。

はてさて。取付準備は概ね整ったんで、いざ実車へ!って段階になって、ちょっと思い出したこと。
まずはもともとついているETC車載器を取り外すって作業からになるんだけど、このもとからついてるやつはカー用品店でつけてもらったやつなのね。で、その後、オーディオデッキを交換した際・・・の記事が、別ブログだけどこれ。

自分の車のオーディオデッキぐらい、自分で交換しようよ!実践編

で、で。
この中にもちょっと出てくるんだけど、このETC車載器、コシャクにもオーディオデッキから電源を取っている訳。まぁもっとも、この方法が一番オーソドックスなんだけどね。つまり、要約するとこうなる。
①今ついてるETC車載器を外すには、一旦オーディオデッキを外す、ひいてはデッキパネルを(また)外す必要がある。
②オーディオデッキから電源をとるのであれば、ヒューズからの電源取りだし必要無いんじゃね?

・・・えーと。デッキ外すのはまぁいい。どのみち配線とかキレイに処理するには、どこかに隠す必要あるし。
電源もちょっともったいないけど、でもほら、次の車に乗せ換える時、いちいちパネル外す必要がないようにヒューズ電源からもらった、ってことにすればいい!うん、そうしよう!

よし、ではまず旧車載器の取り外しから。と言っても、ちょっと画像省略してはずしちゃったなぁ。これまでの車載器は、アンテナ一体でフロントガラス上のセンターミラー裏に貼りつくタイプ。なので配線としてはミラー裏からガラス縁を回り込んでダッシュボード裏にまわって電源へ、となっていた。

なので、線をキレイに外すためにまずここのパネルから。

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フロントガラスと助手席側のピラー、いわゆるAピラーの樹脂を外したのがこれ。矢印の辺りから力技で外せる。あ、これヴォクシーの初期型(AZR60G)ね。どういう風に外せるかとか、本当に車種ごとに違うから、そこは調べてね。配線はこのピラーに沿ってガラス縁の下まで行ってダッシュボード裏に入ってた。
本来なら、それ配線を外し・・・新しい配線を通しって手順を踏むんだけど、せっかくこのダッシュボード裏から電源までの、とてもややこしい部分に配線が通っているのなら、それを利用しない手は無い。

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こんな風に旧配線と新配線(今回はアンテナからの線ね)を仮止めというか仮縛りし、引っかかったりしないように注意しながら引っ張りだすと・・・古い配線を抜くと同時に新しい配線を通す作業が進み・・・

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アンテナ部分はダッシュボード上左側にこんな感じで設置。さっき外したAピラーとかが浮いてる状態なら比較的容易に隙間探せるけど、Aピラーのパネルを戻す時に配線傷めないように注意。
普通(新規取り付け)の場合、このダッシュボード裏の配線を通すのが結構苦戦する事が多くて、なんとかダッシュボード上の隙間から配線の端を落として、グローブボックス外したあたりの、どこか具合がいいところに落ちてこないかなぁ?って作業になる。

まぁなんとか配線は上手い具合に外せてきたので、あとは電源を外す作業。

DSC_0059

これはフロントのデッキパネルを外し、助手席側からオーディオデッキを撮ったところだけど、

DSC_0060

こんな風にデッキを外してズルズルーって引っ張りだすと、矢印のついている赤い線と白い線が旧車載器の電源とアースの線になる。見て分かるように、電源(赤い線)はデッキ裏のアクセサリー電源から、アース(白い線)はデッキ横のネジに止められている。これをどっちも外しちゃう。
もちろん新しい車載器の配線をこれと取り換えるってのが、一番簡単なんだけど、今回は敢えて別の方法でとなっているので、ここは外したままで、デッキは元に戻す。

DSC_0061

まぁ矢印辺りが一番アース取りやすいかな?別にデッキ廻りでなくてもいいんだけどね。

・・・まったく、なんでヒューズから電源取るなんて考えたんだろう?
ここから予想外に苦労することになるとは、このときホントに思ってなかった。

とにもかくにも、これで旧車載器は取り外せた。次は新車載器の取付だけど、既にアンテナは設置済み。本体設置して電源取って、それで終わりっていう段階になっている。

さて、じゃあヒューズボックスは・・・って捜したんだけど、分からんのよね。どこ?ヴォクシーのヒューズボックス?
あまりに分からんので、ここはグーグル先生に聞いたところ、実は3つに分かれているとのこと。

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1つはグローブボックスを外したここ。

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あとは、ボンネット開けたエンジンルーム内の左右に1つずつで計3ヶ所。まぁエンジンルームから電源取ってくるってのもあれなんで、ここは車内のグローブボックス外したところにあるやつから電源とれそうなのを探す事にする。
大抵ヒューズボックスの蓋とかにどういう種類のヒューズか書いてある表がついているんだけど・・・って捜したら、外したグローブボックスの裏側に書いてあった。

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どれでもいいって訳では無くて、無難なのは矢印つけたシガライター電源とかオーディオ電源とか。理由は、万一ヒューズが飛んだとしても走行に支障ないことと、大事なのはどのタイミングで電源が入るかがヒューズ毎に決まっていること。
例えば、エンジンかかっている時だけ、鍵がアクセサリーOnになっている時だけ、いつでも、などなど。ほら、ドアロックとか、エンジンかかっていようがいまいが、いつでも反応するでしょ?だけど、オーディオがそうだったら困るでしょ?そういった感じ。
ETC車載器は、基本的に動いている時にしか必要ないので、オーディオデッキなんかと同じ様に鍵抜いたら電源切れるようになってもらってないと、無駄にバッテリー消耗しちゃうんで。

それでいうと、場所はこちら。

DSC_0063

じゃあ外しますか・・・あれ?ピンセットは?


そう!こんなやつ!
普通なら無くてもなんとかなるんだけど、この車のこのヒューズボックスの場合、前に配線が張り出し過ぎて手がしっかり入るスペースが無いから、指の爪で外すってちょっと無理よ。
でもって、どの車でもヒューズボックス廻りにこのピンセットもあるはずだけど!

DSC_0065

・・・あった。

これ、エンジンルーム内のヒューズボックスの蓋ね。別に隠してる訳じゃないんだろうけど、取扱説明書にも書いてあるんだろうけど、ちょっと悪意を感じたよ、トヨタ。
グローブボックス裏のヒューズ表に「プライヤーはエンジンルーム内ヒューズボックスにあります」ぐらい注意書きしてくれてたってバチ当たらんじゃんね。
ってか捜してばっかりだぞ!

まぁ気を取り直して!これさえあれば!

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こんな感じで簡単に外せマス。

DSC_0068

外したところに例の電源取り出しタイプヒューズを取り付けて・・・

DSC_0071

あとは配線とか余ったところを上手に隠したりして、アースも適当にとって、

完成!

今回はセンタークラスター下(オーディオデッキの下)のフリーボックス内に設置。
って余った配線とかすげー適当に処理してますけど。
まぁいいや。普段目に見えないところだし。

あとは、ぶっつけ本番のゲート通過を試すだけだね。

取り付け自体はこんな感じ。上手にやるとか、キレイに仕上げるとか、そんなことさえこだわらなければ結構適当でも出来る部類だね。使う工具はドライバー1本で事足りると思うし。
日曜大工やる気分で挑戦するにはほどほどのハードルかと。
やはりはじめてやる人が一番苦労するのは、樹脂類のパーツをどう外すか?だよね。センタークラスターなんかは外す前提の設計だから、どこかにヒントっぽい手掛かりがあるんだけど、ダッシュボードとかはね。調べて出てくるかどうかが疑問だけど、ある程度車種ごとに特徴あるから慣れれば難しくはないはず。
最悪、配線が見えても構わない!って開き直れるのなら、とっても簡単になるので、その辺割り切れれば・・・レッツチャレンジ!

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