ETC車載器が壊れた日

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うちには車が2台ある。1台は主に通勤用の軽自動車、もう1台は家族全員+αでも大丈夫なワンボックスタイプ。どちらも結構古く、軽自動車は8年目?くらいで、ワンボックスに至っては13年目となり、実はうちの末っ子と同じ年齢になる。
つまり末っ子が生まれた年に、「5人乗りの車ではこれ以上無理!(子供が小さい時はチャイルドシートとかジュニアシートとか使うので余計にスペース盗られるし)ワンボックス買うべ!」って買って以来使い続けているってことになる。

買い替え?そんな余裕がどこにある?ただでさえ、家のローンに子供らの学費に生活費に・・・出ていく方は増える一方なのに入る方は一向にぱっとせず・・・って、そんな話はどうでもよろしい。

要は、家族でお出かけと言えばこのワンボックスが主体となっており、今回の話題の中心であるETC車載器もついている。ってか、軽自動車のほうには未だについていない。ってかてか、軽自動車のほうは、非常用電源ソケットすらついていない(昔でいうシガライターソケットね)。そんな車あるの?ライトバンにだってついてるものなのに、って思っちゃうけどあるんだねぇ~。

・・・まぁそんな話もどうでもよろしい。

軽自動車で高速乗る機会はほとんど無いし、後付でつけて元取れる自信も無いし、それはそれで問題なかったのね。
ワンボックスのほうも後付でETC車載器をつけたんだけど、こちらは十分元を取れた。ほら、例の「1回乗ったら降りるまで1000円ポッキリ!」なんて馬鹿な施策なんかもあったし。今でもETC割引にはお世話になってるし、正直割引がある間はETCを使わないなんて選択はしない。

ところが、そのETC車載器が壊れた。

  • そもそも壊れたのか?

この話にはとても長い伏線があり、事の起こりは数年前に遡る。
だいたいが高速乗って長距離移動するのなんか、実家への里帰りが主なんだけど、そんなにしょっちゅうでもないから、数年前の話になっちゃうのね。いつだったかはもう覚えていないものの、そういった帰省中だったと思う。

高速走行中に、突然ETCカードが認識できないってエラーが出てピーピー警告音が鳴ったの。いわゆるカード未挿入の状態。だけどほら、普通高速乗ってるときって一々出さないでしょ?たとえサービスエリアに入ってエンジン止める時だって、一々出さないじゃん。いや、そこは出したほうがいいかもしれないけど。
とにかく、走行中だからカード入れっぱなしなのに、突然認識出来ないって言われた訳だね。

まぁ実際にゲートくぐる瞬間ならともかく、粟食うタイミングでもないので、サービスエリアに入ってカード出し入れしたり、エンジンかけ直したりしたら、普通に認識したのね。よかったよかった、ってんで、そのまま走りだし、無事にETCゲートもクリア出来たんだけど、次に高速乗ったときにも同じ症状が出た。

2度目だからまたか、ってぐらいだったんだけど、やっぱりカードを入れ直したらちゃんと認識出来て走り出したところ、いくらも進まないうちにまた同じエラーが出た。
こうなってくるとちょっとウンザリするし、まずカードと車載器の接触面の問題と思って間違いないと踏んだんだけど、取りあえず高速道路での走行中はどうすることも出来ず、それほど頻繁なエラーでもないので、まぁ大丈夫でしょうって感じだったし、実際大丈夫だったんだけど、問題はその後。

接触面の問題って、単純にカード側と車載器側のどちらかの問題なんだけど、今回はカード側の問題と踏んでカード再発行の手続きをしたの。なぜなら、エラーが出るタイミングがカードを入れてすぐではなく、必ずある程度時間が経ってからってのがあったし、走行中の振動なんかでエラーが出ることもあった。ETCカードを見てみると、ちょっと反ったようになっていたし、ひょっとしたらカード挿入しているときの熱でカードが反っちゃって、それで接触面が離れてエラーになっているんじゃないか?ってあたりをつけたから。カード挿入してすぐは、まだカードが熱で温まっていないから、それほど反っていないだけじゃないかと思ったわけ。

そういうことなら、新しいETCカードであれば問題解決だね!ってことで、この新しいカードが届いたら早速試してみたところ・・・入れた瞬間から全く認識しなかった。困ったことに。

  • カードの問題でなく、接触面の問題ってことは

新しいカードでは全く認識しないんだけど、古いカードではやっぱり最初は認識するのね。走り出すとすぐにエラーが出るんだけど。
そうなってくると、ひとつの仮説が出来る。
結局はカードの問題ではなく車載器の問題。ただ、カードの反り具合なのかどうかは分からんけど、認識出来るカードと出来ないカードがあり、かつ認識出来るカードも振動なんかでエラーが出るってこと。

もうこの時点で、ETC車載器の買い替えを考え始めていたんだけど、金額とかを調べ始めたところ、こういうサイトを偶然見つけた。

ETC車載器が故障したかなと思った時、試してほしいこと  無料ETCカード比較ガイド

まぁこれはよくあるETCカードとか車載器とかのアフィリエイトサイトなんだけど、ここだけこういったクリーナーを紹介していたのね。


実際調べてみれば分かるんだけど、車載器を変えるって結構面倒くさいところが多いし、このクリーナーの使用評価もそこそこ良かったので、それこそダメ元で買ってみた。
これで解決するなら安いものだし、って言うよりも、「な~んだ、いいものあるじゃん!」ってもう解決した気分で買ったってのがホントのところ。

で、実際使ってみたところ・・・症状何も変わらず。

うん、これにて買い換えなきゃならないことがはっきりした。多分、カードの問題ってんで結構車載器にゴリゴリやって出し入れしてたんで、接触面の端子部に深刻なダメージを与えたんでしょう。気づけば、使えたほうの古いETCカードでも認識出来なくなってたヨ。

ところで、もしETCカードが高速走行中にどうしても認識しなくなった場合、ETCゲートからは当然降りられなくなるんだけど、普通に一般のほうから降りられるって知ってた?

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それも、最近ではETC・一般のレーンなんかも完全無人化しており、無人ゲートではその入場時のETCカードを清算機のカード挿入部に入れるだけで、ちゃんとETCレーンを使ったときのようにクレジット決済してくれる。
もちろん、有人ゲートでも同じように決済してくれるんだけど、なかなか恥ずかしいよね?なので、知っておくといいよ。あ、だけどこれはETCカードには問題が無く、車載器の問題だった場合ね。カードに問題あった場合は、そう簡単にいかないはず。

それとね、この方法にはひとつ問題があって、通常のETCレーンからの決済と違い、ETCカードでの特別割引は一切適用されなくなる。今でもある夜間割引とか通勤割引ってのが適用されず、通常金額での決済となるので、まぁ一般ゲートからの入退場と同様ってことになり、ETCカードを使う意味が全く無いってことになる。

さぁ、じゃあ覚悟を決めてETC車載器再購入を考えていくか!

  • 元は取りたいが・・・

さて、再購入を考えたとき、どうしても貧乏性なので「元を取る」のを考えてしまうが、まずETC車載器を購入しなければ、一回の高速利用で数千円の割引を受けられなくなるので、まぁ1~2年で元は取れることになる。
なるんだが、気になるのは取り付ける車の車歴で、一般的に13年も乗ってるような車は、あと何年乗るんだろう?って考えちゃう時期でもあるんだけど・・・多分あと何年かは乗るんじゃないかな?(涙)
やっぱり先立つものが心もとないので、お気楽に車の買い替えは出来ない。思えば、自分が車のディーラーに勤めていた時期、一般的な入れ替え目安は約5年で、10年ものといえば「大事に乗ってますねぇ!でもそろそろ買い替えお考えですよね!」なんて言ったものだけど、時代が変わったねぇ・・・いや、単に貧乏なだけか。

多分、今後新しく車を買い換えた場合、おそらくETC車載器は標準で搭載しているんでは無いのか?ってのが懸念材料なんだけど、まぁそうなったらそうなったで、今ある軽自動車に付ければいいだけか。今までも軽で高速乗る機会が全く無かった訳ではないし。

ってことで、後はどういったタイプをどうやって設置するか?って問題になってくるが、せっかくなので金額にこだわって整理してみる。
ETC車載器取り付けの費用は大まかに分けて以下の3つ。
①本体費用
②セットアップ費用
③取付工賃

なんとなく分かると思うけど、この①~③をまとめて任せちゃえるのが、いわゆるオートバックスとかイエローハットとかのカー用品店。あるいはカーディーラーなんかでも販売から取り付けまでやってくれると思うけど、今回は安さにこだわるので、ここはカー用品店に軍配が上がる。
あの店が安い、この店のほうが安いってのはあると思うけど、それは自分で店舗に出向いて捜すしかないし、それほど大きな差は無い。もちろん機種による価格差はあるけどさ。セパレート型と一体型とではセパレートのが高いし。全部お任せで一番手軽、でも一番お高い選択肢になる。

このETC車載器、普通のカーアクセサリーと根本的に違うのが②のセットアップってやつなんだよね。簡単に言うと、ETC車載器と、それを搭載している車を紐付けするための手続きなんだけど、これをやっていないとたとえ車載器を上手に取り付けしてETCカードを入れておいても、ETCゲートでバーが開かないって寸法になる。
でもって、このセットアップだけは自分だけでは出来ない。全国にあるセットアップ出来る店舗に依頼するしかない。まぁほとんどのカー用品店やカーディーラーで頼めるけどね。これがほとんど法定費用で2,000~3,000円かかる。

で、意外だったのが、このセットアップってのがETC車載器を取り付けた実車を持ち込まないと出来ないのかと思っていたら、そうでは無いって点。セットアップって、ETC車載器にデータを入力していく作業になるんだけど、それは車載後で無くてもよくて、つけるETC車載器本体と、乗せる予定の車の情報があれば済む事になる。実車で確認する必要は必ずしもないってことで、それを逆手にとって、ネット販売の車載器を注文する際、取り付ける予定の車の車検証の写しを送ることで、あらかじめセットアップ済みの車載器を送ってくれる店舗が出てきている。

こういう風にネット販売の店舗が出張ってくると、後は単純な価格勝負の土俵になってしまい、ちょっと調べたところ、カー用品店で付けると13,000~14,000ほどかかるようなものが、ネットだとセットアップ済みのもので6,000~7,000円で購入できてしまう。あとは、③の取付を自分で行ってしまえば、この差額分得することになる。

あくまで自分で取り付けられればの前提なんだけど、まぁそれほど難しくは無い。ダッシュボードの外し方と、アクセサリー電源の取り方が分かっていれば・・・普通はあまり分からないのかな?
そう言えば、過去のブログにこんなエントリーをしたこともあったよね。過去ブログでの閲覧数ダントツ1位のエントリーだけど。

自分の車のオーディオデッキぐらい、自分で交換しようよ!実践編

ダッシュボード破壊するのが怖かったり、結局中途半端で成し遂げられずにカー用品店に泣きつくのが情けないと思うような人は、最初からやらない方がいいと思う。
・・・あ、そか。別にダッシュボード外す必要無いや。ヒューズボックスからアクセサリー電源を引っ張ってきて、接続すればいいだけだから・・・超簡単だ。アンテナの設置位置だけ気をつけるくらいかな?

だけどさぁ、今回自分でこれやるかどうか、ちょっと分からないわ。だって、これで上手く取り付け出来たとしても、どうしたって実際のETCゲートデビューはぶっつけ本番になる訳じゃん?

・・・ちょっと怖いよね。いや、マジで。ゲート開かなかったらどうしよう?って。
そこ行くと店舗で取付頼めば、一応簡易テストだけどチェックしてくれるみたいなので、そういう心配はしなくていいし・・・数千円ケチったばかりに・・・なんてのは勘弁してもらいたいので、目下絶賛悩み中。

  • ETC2.0?

さらに気になるのが、今後一般的に普及しているETCからETC2.0ってのに移行していく予定らしく、将来的には割引サービスなんかもこちらにしか適用されなくなるのでは?って話。多分そうなるんだろうね。

じゃあ最初からETC2.0対応の車載器買えばいいんだけど・・・高いのよ。本体が2~3万円するレベル。数千円ケチってる場合じゃ無くなっちゃう。
さらにさらに、今移行に力を入れているらしく、以前のETC普及キャンペーンのときみたいに、今後ETC⇒ETC2.0移行に際し、購入費用を助成しましょうってなキャンペーンを行うんじゃないかって話も出ている。
ってか、既にやっている。ただし今は商用車のみ。
NEXCO ETC2.0車載器購入助成キャンペーン
今後個人ユーザー向けのキャンペーンも、多分あるんだろうねぇ・・・とか考えると、今が買い時じゃない、ってことになる。

ETC2.0を購入する前提で考えると、そもそもETC割引で元をとるってのが難しくなるし、タイミングも悪い。今回は一般的なETC車載器を購入するってことになるんだろうけど、それはそれで盛大な無駄だなぁって思ったり・・・

なかなか悩みは尽きない。

まぁそれはそれとして、「ETC車載器ぐらい自分で取り付けようよ!」なんてエントリーが出てこなかったら、なんとなく察してやって欲しい。

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ETC車載器が壊れた日」への2件のフィードバック

    1. 管理者 投稿作成者

      too-ri-soo-girlさん

      コメントありがとうございます。
      そっかー、個人向け、案外すぐに始まってたんですね。
      自分でつけちゃってからは、まったく興味持たなかったので気づきませんでしたが。

      近いうちに、ほんとに割引などの助成はETC2.0オンリーになってくるんでしょうね。

      返信

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