方向性ってだいじだよね

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ずいぶん期間が空いちゃったなぁ・・・
ちょっと前回の記事をおさらいしてみた。・・・あ~転機ね、そういやそうだった。

在宅でのケアマネジャーから病院のMSW(Medical Social Worker)、要は相談員に鞍替えして、丸々4か月以上経ったわけだけど、まぁ忙しいですわ毎日。

別に今までが暇だったのか?って言われるとそんなこともないと思うけど。

やはり勝手が違う。同じ相談援助を業とする職種と高をくくっていたけど、そうはいかない部分も多い。

それと、自分がこの部署に引っ張られた理由でもあるんだけど、現在の医療保険制度とそれに続く介護保険制度を取り巻く現状が、これまた予想以上に厳しくなってきているってのもあり・・・

まぁ大変だけどやりがいもあるよね?(疑問)って感じの毎日を過ごしてる次第です、ハイ。

で。

久々にこのブログに管理者としてログインしようとしたら、このありさまってわけ。

20140810

分からない人には全く分からない話だと思うけど、このブログで使っているワードプレスは、結構いろいろ悪さを仕掛けてくる輩がいるんだけど、その最たるものが不正ログインによるブログ乗っ取り(笑)。

いや笑い事じゃすまないんだよね、乗っ取られたら。

自分なりに不正ログインに対する対抗措置は講じていたつもりだったけど、今回はサーバーを管理している側からブロックがかかったようで、こうなったみたい。

ありがたいんだけどね。余計な事すんなっちゅー気分も若干あり。まぁでもよかったよかった。
こういう仕様になってしまうと、特定の端末からしかログインできない設定なので、理論上不正ログインは出来ないってことになるはず。この手の悪さはほぼ国外からのアクセスなので。

2014081001

ちなみにこんな感じ。
1分間に数十回の頻度でログインを仕掛けてくる、ブルートフォースアタックとか言うかっこいい響きの悪戯なんだけど、要するに「数打ちゃ当たる」の論理なのよね。IDとパスワードの組み合わせを機械的に変えながらログインを繰り返すって戦法なんだけど、今時IDにadminとか使う訳ないじゃんねぇ。

とまれブロックを解除して、諸々設定をして今このブログを書いてるって訳デス。

 

・・・何を書きたくてここを開けたんだっけ?

あ~・・・そうか、思い出した。

先日、ちょっとした講演会を聞きに行ったんだけどね。それがまぁ近年珍しいぐらいひどかったんで、ちょっと毒を吐きたくなったんだった(笑)。

部署移動してから、結構講演会とかセミナーに行く頻度が増えていて、付焼刃的な理論武装を図ってるんだけど、基本的には知識の絶対量が不足しているのを補うためのもの。

 

でね。

こういうセミナーとか講演会、いろいろあるけど、一度は行ったことあるよね?
大抵は、「今回のセミナーはためになった!」「明日からはこういう風に実践してみよう!」とか「この講演会は収穫がなかったなぁ」とか、そういう感想を得ることが多いんだけど、たまにこういう印象持つこと無い?

「あれ?なんか意図的に話をこういう方向にもっていってる?」ってこと。

こういう意図的に結論を誘導する、話の内容に特定のバイアスがかかってるってのは、考えてみれば当然の話で。そもそもそれが目的で開催してる訳だよね。講演会なりセミナーなり、どこが主体でのものかによるけど、そこにとって都合の良いなにかがあるからこそ行われてるんだよね?

むしろ、そういったバイアスが全くかかっていないセミナーや講演会なんて、皆無だと思う。例えば「広く世の中の人たちに知ってもらいたい」という切り口だって、それによって起こる副次的ななにかを期待して行っているはず。

最近はちょっと俯瞰した視点から、「このセミナーはどういった方向性で行われているものなんだろう?」って考えながら聞く癖がついてきている。誰が、誰に、何を求めて、といった観点になると思うけど。

ここ最近は、「国が」「病院に」「このようにしていきなさい」っていうバイアスをかけているセミナーによく出ていたんだけど、まぁ要するにお金が無いんだよね、国も。
お金がないけど高齢者は増える。それを支える病院が足りない。さぁどうしよう!ってのが課題で、それを乗り切るために、いろいろ無理難題を突き付けてきているってのが現状。

こういったセミナーの場合、国が描いている筋書きってのはもう決まっているため、その筋書き通りに動いてもらうってのが開催の目的。「この流れに乗り遅れたところは淘汰されちゃいますよ~」って感じで担当者を焦らせれば、まず目的は達成といったところかな?

 

実際、焦りってのは結構大きな原動力になると思う。将来への不安、って言い換えるとピンとくるかもしれないけど。

で、個人的にすごく大事だと思っているのは、それを「誘導されていると感じさせちゃダメ」って部分。まぁこれは詐欺師の発想と同じなんだけどね。騙そうとしていることに気づかれちゃダメなんだよね、当然。気づいた瞬間、一気にガードが硬くなるから(笑)。

セミナー・講演会も一緒だと思う。別に騙そうってことはないにしても、誘導されていることに気付くと、人は大抵不快に感じる。そこからはもう話を聞かなくなる。そういったものじゃないかな?

 

そこで話は先日の講演会の話に戻るんだけどね。内容的には、自分がこれまでさんざん聞いてきたものにかぶるもので、「増え続ける高齢者に対して地域の医療・介護・自治体に国が求めている青写真」だったんだけどね。

ぶっちゃけて書いてしまえば無理難題な話を吹っかけてるんだよね、国も。分かっているうえで。それでもこの筋書きどおりにいかないと、保険制度として破綻するところまでいっちゃう訳で・・・騙すとまでは言わないけど、無理を承知で推し進めている制度改定だったりするので、こういった講演会・セミナーでの成否は結構重要なポイントだと思う。

これが最悪にひどかった。内容は別段目新しくもなんともないんだけど(自分にとっては、ね)、誰に対して、どういう目的で、っていう部分が無茶苦茶な演者だったから、聞いてて途中からうんざりしてきちゃった。ひょっとして、この人は国が描いている青写真、見えていないんじゃないかな?って疑いたくなるくらい。

 

いや、まさかぁ。
関わり始めて数か月の自分ですら感じ取れる内容、国の中枢近くで活動している人が分かってないはずがないよねー。

非常に危惧するのは、この講演会ではじめてそのような話題に触れた方にとっては、全然国のやろうとすることが分からなかったんだろうなぁ・・・って部分。
なにやら誘導されているのは気づいたはずなので、いやな感情はしっかり残っていると思うし・・・積極的に協力していこうなんてことはないはず。
やっぱり旗振り役って大事だよなぁ・・・

 

まぁただそれだけの話だけどね。別段「聞いて聞いて―!」的なものではないよ。
ただなにより残念なのが、この下手くそな演者ってのが、日本介護支援専門員協会の前会長で、10年に渡って会長職を務めてきた方ってとこかな?

会長がこの程度では、そりゃ舐められるわけだわケアマネジャー。あ、前会長ネ(笑)。

 

個人的にはそれが分かった事が一番の収穫だったかな?

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